「TikTokでの連続投稿はなぜダメなの?」「具体的に何分に何回の投稿がダメなの?」と気になる方は多いのではないでしょうか。
今回は、TikTokでの連続投稿がダメな理由や効果的な投稿頻度などについて、TikTok公式サイトを参考にしながら解説します。
連続投稿は伸びない、シャドウバンされるといった情報が散見されますが、実際のところどうなのか調査しました。
TikTokでの連続投稿がダメな理由

理由は、以下2点が考えられます。
シャドウバンになる可能性があるから
連続投稿すると、コミュニティガイドラインの「スパムと他者を欺く行為」の「大量の商用コンテンツの配信」に抵触する恐れがあり、シャドウバンとなる可能性があります。
アカウントの一括登録または運用、大量の商用コンテンツの配信、エンゲージメント指標の人為的な増加、およびガイドライン遵守の回避を実現するためのボット等の自動化技術を使用する場合等が含まれます。
したがって、連続投稿がダメと言われている理由は、ガイドライン違反によりシャドウバンになる恐れがあるためです。
フォロワーが離れる可能性があるから
連続投稿すると、フォロワーが離れてしまう可能性があります。
なぜならフォロワーのタイムラインを占有することでうんざりされる恐れがあり、フォロー解除へつながる可能性があるためです。
タイムラインを占有するほどの頻度で動画を投稿している場合、動画の品質維持も難しくなると考えられるため、よりフォロワーを飽きさせてしまうでしょう。
NGとなる「連続投稿」とは

「連続投稿」と言っても、具体的にどのような連続投稿がNGなのか、高品質な動画でもNGなのかと気になるでしょう。
NGであると考えられる連続投稿は、以下の通りです。
短時間での連続投稿
短時間での連続投稿がNGであると考えられます。
ただ、TikTok公式から「何分に何回の投稿をするとアカウント制限をする」との明言はありません。
そのため推測となりますが、たとえば1分のうちに10本投稿するなど、自動投稿ツールの使用が疑われるような頻度での投稿がNGとなるでしょう。
当該行為はコミュニティガイドラインの「スパムと他者を欺く行為」に違反する可能性があり、最悪の場合はアカウント停止処分となることが考えられます。
TikTokでは、ユーザーがこれらの不正なアカウント行為に関与していると判断した場合、アカウントを停止します。
低品質な動画の連続投稿
低品質な動画の連続投稿もNGと考えられます。
「低品質な動画」とは、以下のような動画のことです。
- 1〜2秒程度の動画
- GIF形式のみの動画
- 音声なしまたは静止画のみの動画
- 他者動画を完全コピーしている動画
TikTokクリエイターアカデミーでは、トレンド要素を活用して高品質な動画を制作し、さまざまな動画構成で投稿することが重要である旨が記載されています。
高品質なコンテンツを継続的に制作し、トレンドのサウンドやエフェクトを活用し、様々な動画フォーマットを試すことが重要です。
そのため、低品質な動画の連続投稿がNGであると考えられます。
TikTokでの効果的な投稿頻度とは

連続投稿のNG理由や例を紹介しましたが、効果的な投稿頻度が気になるでしょう。
効果的な投稿頻度についての見解は、以下の通りです。
TikTok公式からの明言はない
効果的な投稿頻度についても、公式からの明言はありません。
TikTokクリエイターアカデミーでは、1日の投稿数について以下のように述べています。
1日の投稿数は重要かという質問がよく寄せられます。万能な答えはありませんが、成功事例を見ると、1日に複数回投稿するパブリッシャーは動画の視聴回数と「おすすめ」フィードでの露出度が高いことが分かっています。
つまり、短時間ではなく1日を通した連続投稿であれば問題はなく、視聴回数を増やせる見込みがあるということです。
状況に合わせた最適解を見つけることが重要
結局は、ご自身の状況に合わせた最適解を見つけることが重要です。
なぜなら、人それぞれでリソースが異なるためです。
たとえば、以下のようなものが考えられます。
- 時間
- 協力者
- 撮影機材
- 撮影環境
- 動画編集の経験
- 企画や構成を考案した経験
リソースは各々で異なるため、最初から毎日投稿や2日に1投稿を目指すのではなく、徐々にリソースを確保して運用しましょう。
その後、視聴数やエンゲージメントを多く獲得できる最適な投稿頻度を見つけることが重要です。
投稿頻度を増やすメリットとは

メリットは、以下3点が考えられます。
視聴数やフォロワー増加
動画品質を高く維持することが前提ですが、視聴数やフォロワー増加を期待できる点がメリットでしょう。
週に1投稿などと比較すると、単純に1日の投稿数が増えるためです。その結果、露出度や認知度とともに視聴数やフォロワー数も増えると予測できます。
そのため、視聴数やフォロワー増加を期待できる点がメリットの一つとなるでしょう。
商品やサービスの売上増加
商品やサービスを持っていることが前提となりますが、売上UPを期待できる点もメリットとなるでしょう。
投稿頻度の増加により視聴数が増えると、商品やサービスの訴求が刺さるユーザーも増加する可能性があるためです。
もちろん、商品やサービス自体の品質やニーズの影響もあるため一概には言えませんが、投稿頻度の増加が売上に貢献するでしょう。
TikTokの運用ノウハウの蓄積
投稿頻度を増やすメリットとして、運用ノウハウがより早く蓄積されることも考えられます。
頻度が低い場合と比較すると、当然ながらTikTok運用に向き合う時間が長くなるためです。
結果、ユーザーニーズをより早く理解でき、視聴数の増加に効果的な動画構成のアイデアや最適な投稿頻度などを把握できる可能性があります。
そのため、運用ノウハウをより早く蓄積できる点がメリットと言えるでしょう。
投稿頻度を増やすデメリットとは

デメリットは、以下2点が考えられます。
動画品質の低下
投稿頻度を増やすと、動画品質が低下する可能性があります。
なぜなら、以下のようなタスクが投稿本数に比例して増大するためです。
- 企画・構成
- 撮影・編集
- インサイトデータ確認
タスクが増大し自身のキャパシティが圧迫されると、動画品質がおろそかになる可能性があります。
そのため投稿頻度を増やすデメリットとして、動画品質の低下が考えられるでしょう。
リソースの増大
必要なリソースが増大することもデメリットの一つです。
自分1人で運用している場合は、主に時間が増大するでしょう。
1人でタスクを処理できなくなり編集などを外注する場合には、お金と人が必要となります。
そのため、投稿頻度を増やすデメリットとして、リソースの増大が挙げられます。
まとめ
TikTokでの連続投稿がダメな理由は、以下の通りです。
- シャドウバンになる可能性があるから
- フォロワーが離れる可能性があるから
一言に「連続投稿」と言っても、NGな連続投稿とそうでないものがあるため、きちんと把握しましょう。
ただ、TikTok公式から「何分に何回の投稿がNG」との明言はないため、考え方としては「ユーザー体験を損なわないこと」を念頭に投稿することをおすすめします。
おすすめの投稿頻度については様々な意見がネット上にありますが、ご自身の状況に合わせた最適解を見つけることが重要なため、品質を維持できる頻度で投稿しましょう。