TikTokをやっているなら、多くの方がバズりたいと考えるでしょう。鳴り止まない通知が来るのを一度は体験したいですよね。
しかし「バズる」とは、再生回数何回のことを指すのでしょうか。そこを把握していない場合、バズりたい欲求から解放されずに悩むことになるでしょう。
そこで今回の記事では、TikTokでバズるとは再生回数何回のことか、バズらせる方法やバズらない原因についても解説します。
TikTokで「バズる」とされるのは再生回数何回か

明確な決まりはありませんが、1万〜100万再生以上と考えられます。
「1万再生ってバズってるの?」と疑問に感じる方もいるでしょう。しかし、1万再生でも十分にバズってると言えます。
たとえばアカウント開設から3ヶ月、平均再生回数が1,000回の新規アカウントが1万再生を獲得したとすると、うなずけるのではないでしょうか。
「バズる」とは、ネット上で多くの人の注目が集まることを意味するため、1万再生でも十分にバズっていると言えるでしょう。
TikTokで再生回数がバズるメカニズム

バズり発生のメカニズムは、以下の通りであると考えられます。
- 動画投稿後、アルゴリズムが動画ジャンルを認識
- 一定数のユーザーにおすすめ表示
- 視聴時間やいいねが多い場合、アルゴリズムが動画を評価
- より多くのユーザーへおすすめ表示
ただし、あくまでも推測となるため、実際のメカニズムは上記と異なる可能性があります。
TikTokの再生回数をバズらせる方法9選

再生回数をバズらせるには、以下を実施しましょう。
- 字幕を入れる
- 流行りの曲を使う
- ハッシュタグを使う
- 冒頭の5秒で惹きつける
- 20秒以内の動画を投稿する
- 伸びている動画を分析する
- 視聴者が多い時間に投稿する
- シェアしたくなる動画を制作する
- コメントを全て返信していいねをつける
字幕を入れる
動画には字幕を入れましょう。
字幕を入れると無音でも内容を理解でき、視聴完了率が伸びる可能性があるためです。
たとえば以下のような場所で視聴するユーザーは、無音再生すると考えられるため、多くのユーザーを引き付けられる可能性があります。
- 電車
- バス
- 学校
- カフェ
- 美容院
- オフィス
視聴完了率が上がるとアルゴリズムから評価され、動画をさらに拡散できる見込みがあります。
そのため、動画に字幕を入れることが「バズ」を生むきっかけの一つとなるでしょう。
流行りの曲を使う
バズらせるためには、流行りの曲を使うことも重要です。
流行りの曲は多くのユーザーに関心があり、再生回数が伸びやすいためです。
ただ、とりあえず流行りの曲を使えば良いということではなく、動画内容に合った曲調やテンポの曲を選ぶことが必要です。
現在の流行曲を調査するためには、以下のような方法があります。
- 動画編集画面の楽曲選択画面を開く
- クリエイティブセンターにて確認する
- トレンド動画に使われている曲を調査する

ハッシュタグを使う
動画をバズらせるためには、ハッシュタグを使いましょう。
ハッシュタグを使う際のポイントは、以下2点です。
- 動画内容に関連するものを使う
- ハッシュタグ投稿数が多いものを使う
音楽と同様に、トレンドハッシュタグを闇雲に使うのではなく、動画内容に関連したものを使うことが大切です。
さらに、ハッシュタグ投稿数が多いものを使うと、より多くのユーザーに拡散できる可能性があるため、投稿数の多いハッシュタグを使うと良いでしょう。
投稿数は以下の通り、ハッシュタグセクションで確認できます。

トレンドハッシュタグは以下ページから確認できるため、有効活用しましょう。
冒頭の5秒で惹きつける
冒頭の5秒に目を惹く演出を入れることが重要です。
5秒未満でスクロールされると視聴時間や維持率が低下し、アルゴリズムから評価されにくいと考えられるためです。
冒頭の5秒は、以下のような演出をすると良いでしょう。
- ビフォーアフターをチラ見せする
- 「3→2→1」とカウントダウンを入れる
- 「〇〇に正解できたらIQ200」などで競争心を煽る
- 「〇〇な人が今すぐやめるべきこと」などの危機回避情報の提示
上記は一例のため、トレンド動画や伸びている人の冒頭5秒を参考にすることも効果的です。
また、ご自身が視聴している際、5秒以上視聴した動画の冒頭演出を確認するのも良いでしょう。
20秒以内の動画を投稿する
20秒以内の動画を投稿することも、バズらせる方法の一つと言えます。
なぜなら、1分以上と比較した際に視聴完了率が上がる可能性があるためです。
結果、アルゴリズムから良い評価を受け、さらに多くのユーザーに動画を届けられることが期待できます。
もちろん動画時間だけに限らないため、企画や構成も重要な要素となります。
伸びている動画を分析する
動画をバズらせるためには、伸びている動画を分析し動画制作に活かすことが重要です。
なぜなら、ユーザーニーズを把握できる可能性があるためです。
他人の動画を分析する場合は、以下5点を分析することをおすすめします。
- 動画構成
- 使用楽曲
- 投稿時間
- 投稿頻度
- エンゲージメント率
自分の動画を分析する場合は上記に加え、以下2点を分析すると良いでしょう。
- 視聴完了率
- 平均視聴時間
上記内容を分析することで、どんな動画がユーザーから好まれるのかを把握できるため、伸びている動画を分析し動画制作に活かすことが重要です。
視聴者が多い時間に投稿する
TikTokを見ている人が多い時間帯に投稿することも意識しましょう。
おすすめの投稿時間を以下に示します。
- 7時〜9時
- 12時〜15時
- 16時〜19時
- 20時〜25時
上記時間帯は通勤通学、昼休憩、下校または退社時間、就寝までの時間帯などである可能性が高く、再生回数が伸びやすいと予測できます。
ただ、たとえばフォロワーが1,000人以上などと多い場合は、ご自身のフォロワー属性がある程度定まっていることも考えられます。
そのため検証を行い、視聴維持率やエンゲージメント率などのインサイトデータから、最も効果的な時間帯を発見することが重要です。
シェアしたくなる動画を制作する
ユーザーがシェアしたくなる動画を制作することが「バズ」を生むきっかけの一つとなります。
たとえば、以下のようなものです。
- 流行りのヘアセット方法
- 長さ別おすすめパーマ
- これに当てはまる人〇〇予備軍
- 2025年モテる髪型ランキング
抽象的に説明すると、以下のようになります。
- 明日から使える有益テクニック
- 知らないと損する情報
- 危機回避できる情報
- トレンド性の高い情報
上記をご自身の投稿ジャンルに当てはめて動画制作をすると、よりエンゲージメント率を上げられるでしょう。
コメントを全て返信していいねをつける
コメントにはすべて返信し、いいねをつけましょう。
返信に加えていいねをつけると再度コメントが来たり、別動画にもコメントを残してくれる可能性があります。
コメントがたくさんつくとエンゲージメント率が増加し、アルゴリズム評価が高くなることが期待できるため、返信といいねが「バズ」を生むきっかけの一つになります。
ただし、悪意のあるコメントに返信することは精神衛生上よくないため、返信する必要はないでしょう。
TikTokの再生回数がバズる前兆5選

再生回数がバズる際の前兆は、以下5つです。
視聴完了率が増加する
視聴完了率の増加は、バズる前兆と言えます。
視聴完了率はアルゴリズムの評価指標の一つであるためです。最後まで見たということは、面白いと感じていると考えられるため、いいねやコメント、再投稿が期待できます。
結果、アルゴリズム評価が高まり、さらに多くのユーザーへ拡散されるため「バズ」が発生するでしょう。
ちなみに、視聴完了率はインサイトから確認できます。確認手順を次の通り解説します。
プロフィール画面右上の「三」をタップし、「TikTok Studio」をタップします。

右上の「すべて見る」をタップします。

「コンテンツ」をタップし確認したい動画をタップします。

「動画をフル視聴」の数字が視聴完了率です。

新規フォロワーが増加する
新規フォロワーが日々少しずつ増加している場合は、バズる前兆である可能性があります。
フォロワーが増えていることは、動画が多くのユーザーに届いていると考えられるためです。
さらに、フォローされるということは動画が面白いと感じていることを表しているため、視聴完了率やエンゲージメント率の増加が期待できます。
結果、アルゴリズム評価が高まり、さらに多くのユーザーに拡散されることが見込まれるため、バズる前兆と言えます。
再生回数が平均より増加する
再生回数が平均より増加している場合、バズる前兆と言えるでしょう。
アルゴリズムにより多くのユーザーに届いており、さらに動画を見たユーザーが再投稿していると考えられるためです。
フォローされる場合と同様に、再投稿をするということは動画が面白いと感じていると考えられるため、エンゲージメント率とアルゴリズム評価の増加により「バズ」が発生する可能性があります。
したがって、再生回数が平均より増加している場合は、バズる前兆と言えます。
シェア率や保存率が増加する
シェア率や保存率が増加している場合も、バズる前兆であると考えられます。
いいねやコメントと同様にエンゲージメント率の増加は、ユーザーから高い関心を寄せられていることを表しているためです。
エンゲージメント率の増加はアルゴリズムからの高い評価につながるため、シェア率や保存率の増加はバズる前兆である可能性があります。
フォロワー以外からのコメントが増加する
フォロワー以外からのコメント増加も、バズる前兆と言えます。
なぜなら多くのユーザーに動画が拡散されていると考えられるためです。
また、フォローしていないアカウントの動画にコメントするということは、その分動画がおもしろいと感じられている証でもあるため、さらに再生されることが予測できます。
そのため、フォロワー以外からのコメント増加がバズる前兆と言えます。
TikTokの再生回数がバズらない原因5選

ここからは、再生回数がバズらない原因について解説します。
考えられる原因は以下の通りです。
視聴維持率が低い
視聴維持率が低いと、動画はバズらないでしょう。
なぜなら、視聴維持率はアルゴリズムの評価指標の一つであるためです。
視聴維持率を増加させるためには、冒頭の5秒でユーザーを惹きつける必要があります。「冒頭の5秒で惹きつける」で紹介した以下のような演出を入れ、動画構成を改善しましょう。
- ビフォーアフターをチラ見せする
- 「3→2→1」とカウントダウンを入れる
- 「〇〇に正解できたらIQ200」などで競争心を煽る
- 「〇〇な人が今すぐやめるべきこと」などの危機回避情報の提示
ただ、投稿ジャンルがニッチすぎると維持率の増加は見込めないため、ジャンルを見直すことも視野に入れてください。
トレンドに乗っていない
トレンドに乗った企画で投稿していないことも、原因の一つとなる可能性があります。
しかし、ただトレンドに乗っているだけでバズれるわけではありません。
アルゴリズムは、おすすめ欄に掲載する動画の多様化を行っているため、動画内容などをコピーしている場合は埋もれる可能性があります。
ユーザーの「おすすめ」フィードを常に新鮮に保ち、繰り返しのパターンを打破するために、私たちのおすすめシステムは、ユーザーが既に好んでいるコンテンツに加え、多様なタイプのコンテンツを散りばめるように機能しています。
つまり、トレンドを取り入れてユーザーの興味を惹きつつ、ご自身独自のアイデアにより視聴維持率および視聴完了率の増加を図ることがバズにつながるということです。
短時間での大量フォローやいいねをしている
短時間で大量にフォローやいいねをする行為は、ガイドライン違反となる可能性が高く、アカウント停止処分が下されることがあります。
仮にアカウント停止となれば、動画が削除されるためバズることもなくなります。
TikTokでは、ユーザーがこれらの不正なアカウント行為に関与していると判断した場合、アカウントを停止します。
そのため、短時間での大量フォローやいいねは控えましょう。
おすすめフィードの適格基準を満たしていない
おすすめに乗るための基準を満たしていない場合は、バズることは難しいでしょう。
当該動画はアルゴリズムから評価されず、おすすめ表示されにくいためです。
おすすめフィードの適格基準を満たせない例をいくつか紹介します。
- 16歳未満である
- ヘイトスピーチ
- 身体に害を及ぼす危険行為
- 性的コンテンツ
- 暴力的コンテンツ
- 誤情報
- コピーコンテンツ
- 賭博行為
- アルコール、タバコ、薬物の助長
上記に当てはまる場合は、動画がおすすめ表示されにくいため、バズることは難しいでしょう。
動画内容に関連しないハッシュタグを付けすぎている
ハッシュタグを付けすぎている場合、動画がバズらない可能性があります。
公式から具体的に「◯個以上付けるとスパム判定となる」との明言はないため推測となりますが、付けすぎているとスパム判定され、アルゴリズム評価が下がる恐れがあります。
たとえば、動画内容に関係のないトレンドハッシュタグを大量に付け、再生を稼ごうとした投稿がTikTokポリシーに抵触し、おすすめ表示されなくなるなどが考えられます。
そのため、ハッシュタグを付けすぎると動画がバズらない可能性があります。
まとめ
TikTokで「バズる」とされている再生回数は、1万〜100万再生以上と考えられます。
各々の平均再生回数により、バズると認める再生回数は異なるため必ずしも100万再生以上を取る必要はないでしょう。
動画をバズらせるためには、ただ面白い動画を投稿すれば良いというものではないため、今回紹介したバズらせる方法9選を実践してください。
動画が伸びてきている場合もバズらない場合も、動画の継続的な分析が必要なため、随時インサイトを確認し試行錯誤することをおすすめします。